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フレーム内蔵デザイン

正確な時期は不明ですが、感覚的には10年来ケーブル内蔵型のフレームが増殖中の一途。
高級車ばかりでなく、ロード、マウンテン、クロス、婦人車と、車種を問わない一大ブームという感じですかね。
ケーブル内蔵による巷で言われるメリットは数々あるようですが、一言でいうと見た目をスッキリさせる事に尽きると思います。
で、当然デメリットも数々あるわけですが、一言でいうとメンテナンス性の悪化に尽きるかと。
メンテナンス性が悪いという事は、通常より他の作業がプラスされるという事で、時間なり工賃なりが余分に必要となってきます。

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この事は、高級車ですと問題になるリスクは減るのですが、メンテナンスに掛かる対費用効果みたいなものが問題となってくるのです。例えば、シフトワイヤーの交換でヘッド&BBまで開けないと出来ないフレームというのもありますのでね。
ホークを抜いてクランク外して圧入BB外して等の作業によるリスクは、一般的なワイヤー交換の工賃の10倍以上になる事も有り得ます。
作業を個人で楽しまれる方もいますが、その場合でも余分な作業によるリスクは避けられませんでしょ。
内蔵デザインは、見た目は確かにスマートで高級感も増々な雰囲気が出て、売りやすいのかもですがね。

以上の事は内蔵化をデザインする人なりメーカーが、メンテナンス性を考慮してデザインしてる場合もあって一概には言えません。しかし概ねそういう感じですので、圧倒的にデメリットの方が多いと思うのですよ。
レース等に使う高級車こそ、それを求める層によって選べる時代って来ないのかねえ。
そう思う人は、多いはずなんだけどね。

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