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英式バルブのリムナット

表題のパーツは、婦人車等に広く採用されている英式バルブの根元部分を締める為の薄口10mmナットの部分です。
このナットはゴム製のベース部分の固定の為のパーツです。10mmナットと書きましたが10mmレンチで締める事が出来るナットです。ですがレンチでは締めません。通常指先で締めるパーツです。
(シュワルベの英式バルブでは、このナットは手締め用にローレットネジとなっていますもんね。)
最近、と言ってもココ10年程前から気になる事があるのですが、このリムナットの大半が薄いサイズに変わってしまった事なんですよ。

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(左側バルブのリムナットが件の薄いサイズ。右側は今となっては希少な昔からのサイズです。けっこう違うでしょ。)
パンクして強引な走行等で無理に走った英式チューブのこの部分は、薄くなったサイズのせいでネジ山がカムアウトしてしまい、手では回せない状況になってしまうのです。
パンクしてこの状態になった英式バルブが近年激増しているのはこんな理由からなんですね。こうなるとパンク修理等で一手間増えて、最悪チューブ交換になる事もありますよ。
頻繁にパンク修理しない人には、あまり関係のない話かもですが。
私は自転車屋なもんでね。大いに関係あるのですよ。
薄いリムナット無くなって欲しいです。無くなんないだろうけどね。

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