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山王スポーツ

山王 エミネンザ。
私と昔関係があったハーフの女の子で・・・。
な事ないわなー。
これって、長い歴史を持つ日本のロードフレームの名前なんですね。
しかし、この名を聞くと非常に懐かしい人に再会できた気分になってきますな。

この名前の自転車に出会ったのは私が高校生の頃で、SANNOWとロゴが入ったフレームは、どこか日本製とは異質の雰囲気がぷんぷんしておりました。
これって量産前の、いすゞ117クーペがイタリア製と思っていたら、実は日本製と分かった事に近いイメージであると思うのであります。
それと言うのも社長の高橋さんは、戦時中陸軍の銀輪部隊に従軍していたとの事で、こりゃ筋金入りの自転車人。
日本におけるサイクルスポーツの伝道師的な大先輩なんですね。
著書である「ロードレースの走法」はバイブル的な本でした。

私が現在の職業に就いて発売元の山王スポーツを訪ねるようになったのは、フレームに出会って約10年後の私も二十代後半の頃でありました。
東京の三田にあった問屋のような小売のような非常にレトロな空間には、おじいさんとおばあさんとおばさんのお三方が居られまして、そのおじいさんが高橋さんでありました。笑顔でハグして迎えてくれたもんです。
emi0518.jpg

現在の山王エミネンザはカーボン製で、欧州の香りはしませんが内容的には悪くないと思います。
しかし昔の名前を名乗るなら、せめてもう少しロゴデザインに気を使って欲しかったと思うのであります。
日産ティーダじゃないですが、もっと艶やかなフレームであって欲しいと思うのであります。

コメント

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はじめまして 自転車ブログ立ち上げ辿りつきました 昔の人間です 今後いろいろご教授いただければと思います。

このエントリーにコメントいただけるとは!
まさにブログの醍醐味っていうやつなんですかね。
ありがとうございました。
ご教授なんてもんはできないかもですが、昔話ってやつなら是非おつきあい下さい。

私も昔は自転車小僧。カタログを飽きずに何度も何度も見たもんです。
ユーラシア、ミヤタのメルクス、渋いところで吉貝のカタログ。
毎日見ていて飽きなかったですよね。
当時を思い出しながらレストア三昧って、もし当時の中学生だった自分が今の自分を見る事が出来るのなら、きっと憧れると思うんですよね。

良い趣味ですよね、またおいで下さい。

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いすゞ・117クーペ117クーペ (117Coupe) は、いすゞ自動車の乗用車。1970年代を代表する名車の1つで、1968年に発売され、長くいすゞのフラグシップ機|フラグシップを務めた。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipe