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耳付きタイヤ

働く自転車と言うと、メッセンジャーが使うバイクや電動の配達用自転車がイメージされる最近ですが、ちょいと前なら牛乳屋さん、クリーニング屋さん、新聞屋さんが使っていた実用車と言われる無骨な黒塗りの自転車がイメージされたものです。
それらの自転車での配達風景って、今では日常的に見られる町の景色では無くなってきましたよね。

と言う事は、それらの自転車を整備&販売する機会もめっきり減って来たと言う事でして、最近では耳付きタイヤと呼ばれる実用車用のタイヤ交換も年に数度という事態となってきました。
通称耳付きタイヤ。
正式にはBE(Beaded Edge)タイヤと呼ばれる、昔は子供用の自転車にも採用されていたポピュラーな種類のタイヤだったのですが、タイヤ交換の時は基本的には道具を使わずに指だけで装着するものです。

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慣れと言えばそれまでですが、久しぶりにやれば一苦労。
昔の自転車屋さんは日に何十本もこのタイヤ交換をしていたといいますから恐れ入ります。
そう言えば昔の自転車屋さんの指関節が一様に太かったのは、こんな訳だったんですね。
己の肉体を日々の修練で築き上げていった様は、競輪選手の太く鍛え上げられた太ももと同じ事だったのです。

等と、久しぶりの耳付きタイヤ交換で考えた次第。
次の交換時にはコツも忘れてしまいそうです。

コメント

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Beaded Edgeタイヤについて調べていたところ、関連記事を書かれていらっしゃったので質問させていただきます。
知人から譲り受けた自転車(実用自転車)にこのタイヤが使用されているのですが、パンク&劣化しているため交換しようと思います。バルブを通す穴をカットする必要があるようですが、カッターなどで切れるものでしょうか?また装着するのにコツがいるようですが、何の知識も無い素人にはムリな作業でしょうか?
現状錆だらけの不動車ですが、とても頑丈な造りのかっこ良い自転車なので、なんとか自分でレストアして乗りたいと考えております。厚かましい質問で恐縮ですが、アドバイスいただけると幸いです。

こんばんは、かしづきさん。
耳付きタイヤの件での書き込みとは意外ですが、得意分野だったりしますので、大歓迎ですよ。

バルブ口の穴はカッターでも可ですが、裁縫用のはさみの方がきっと使いやすいです。
コツといえば、コツはあるのですが、新品タイヤの場合ビート部がきついので装着前に思いっきり伸ばした方が良いです。
最も簡単な方法は、チューブを装着せずにタイヤだけをレバーを使ってリムに装着することです。
不安だったらもう一度外して、今度はレバーを使わずに装着練習です。
そしてその後に、改めてチューブを収めて正式な装着をされれば良いと思いますよ。
あとはエアーを入れる時にチューブを噛んでいないか確かめる事が重要です。
最初は少なめにエアーを入れてタイヤの収まり具合を確認した方が良いですよ。

昔のお父さんは皆やっていた事ですので、素人には無理なんて事は決してないです。

また是非おいで下さいませ。
出来ましたら結果も知りたいです。